「今は安定していない」

パレス公式サイトが27日に掲載した会見の内容によると、サージュ監督は25日のニューカッスル戦の敗戦に触れ、試合のなかで好不調の波があることを次のように説明した。

「難しいのは、いまのような状況では物事が安定せず、望んでいるプレーを選手たちができる時間帯がありながら、同じハーフのなかで逆のことが起きることだ。だから安定した戦いを築く条件を整えなければならない。今は安定していない。だから近づく時もあれば、遠い時もある」(編集部訳)

そのうえで、責任の所在について「第一のリーダーは私だ。こうした条件を私が示し、作らなければならない。選手もその基準で選んでいる」と述べた(同、編集部訳)。

「騒音は騒音にすぎない」

ニューカッスル戦後の会見では、選手とクラブ首脳陣の信頼を失っていないかと問われ、「そう思う。信じてくれていると思う」と答えた(Sky Sports)。

「結果が出ていないのだから、重圧を受けるのは当然だ。クラブ内ではただ解決策に集中している。私がクラブ周りの人たちを説得する必要はなく、選手たちに最善を尽くし成長を続けるよう納得させるだけだ。(進退の)決定は会長とオーナーが下すこと。私にとって、チームとクラブをめぐる騒音は騒音にすぎない」(同、編集部訳)

Sky Sportsは27日にも、サージュ監督がプレミアリーグの環境にまだ慣れている途上だと認める一方、最悪の事態は想定しておらず、状況を好転させられると考えていると伝えている。

8試合で2勝、失点はリーグ最多

パレスはプレミアリーグ第8節を終えて2勝1分5敗の勝点7で17位。失点19はリーグで最も多く、最下位サンダーランドとは勝点2差(Sky Sports)。降格圏の18位ノッティンガム・フォレストとは勝点1差にいる(football-data.orgの順位表)。

18日にはブライトンに0対5で大敗し、25日の本拠地でのニューカッスル戦も0対2で落とした。パレス公式サイトの記録では、ニューカッスルのゴールは後半2分と13分で、鎌田大地はこの試合にフル出場した(日刊スポーツ)。

英紙は「31日のトッテナム戦が分かれ目」

英紙ガーディアンは27日、スティーブ・パリッシュ会長がパレスの過密日程を考慮し、すぐには動かない判断をしたと伝えた。同紙によると、サージュ監督は31日(土)のトッテナム戦が自身の将来にとって極めて重要な一戦だと理解させられており、敗れれば解任される可能性がある。一方で、主力2人からは、立て直せると信じているとの支持のメッセージが届いているという。

同紙は、クラブ首脳陣がサージュ監督を就任12試合で解任するかどうかで割れているとも報じた。一部にはトーマス・フランク氏かショーン・ダイチ氏を迎えるべきだとの声があり、ロブ・エドワーズ氏の名前も挙がっているという。GOAL Japanは28日、フットボール・インサイダーの報道として、2月にトッテナムを離れて以来フリーのフランク氏をパレスが有力候補の一人として検討していると伝えた。いずれも未確定の情報で、パレスの公式発表は確認できていない(28日昼時点)。

鎌田と冨安の現状

鎌田は25日のニューカッスル戦にボランチで先発した。冨安健洋は負傷で離脱が続いており、サージュ監督は22日、次の代表ウィークまで欠場すると説明している(パレス公式サイト)。パレスは現地28日にフラムとのカラバオ杯4回戦(敵地クレイヴン・コテージ、日本時間29日午前4時45分)に臨み、31日にはプレミアリーグ第9節でトッテナムとアウェーで対戦する。