2点を追う後半58分から

山本は10月25日、ホームのバイエルン戦に0-2の58分から途中出場した。フットボールゾーンによると、これがフライブルク加入後初の公式戦出場だった。終盤にはゴール前へ飛び込み、82分のトム・ビショフのオウンゴール(1-2)につながる場面に絡んだ。試合はその後に1点を加えられ、1-3で敗れた。

今夏、ベルギー1部シント=トロイデンから加入した山本は、試合後のミックスゾーンで中野吉之伴氏の取材に応じた。出番がなかなか来なかった理由には、コンディションがあったという。

「グロインペインっぽい感じもあって、上げたいけどコンディションを上げられないみたいな状態があったので。今までそういう難しい時期を過ごしたことがなかったし、チームも調子が良かったので、なかなか難しい心境ではありました。けど、出られない時でもしっかりやってきた自負はあります」。

この日は集合したとき、ユリアン・シュスター監督から「きっと今日チャンスがある」と伝えられていたという。「出番がなかった時も腐らずやってきましたし、準備はできていました」。

「1対1で個人の力の差を感じた」

相手にボールを持たれる時間が長く、守備から入る想像はできていたと山本は話す。それでも対峙して感じたのは、バイエルンの個々の力だった。「確かに引き分けに持っていけたなという試合でもあります。ただ、やっぱり1対1で対峙した時に個人の力の差というのは自分でも感じたし、相手のうまさというのはすごく感じた。まだスタートなので、ここからしっかりフィジカルも含めてブンデス基準にしていけたらいいのかなと思います」。

デビュー戦の相手がバイエルンだったことについては、こう話している。「まずは早くデビューしたくて仕方がなかった。相手がどうとかよりも、今日デビューできた喜びと、しっかりこれを基準にしたら、また見える景色も変わってくると思う。だからバイエルンで、逆に今思えば良かったなと思います」。

ブンデスリーガの雰囲気にも触れ、「自分のプレーでいっぱいいっぱいでしたけど(笑)。でも、プレーの後に歓声が上がって、ブワッとボルテージが上がる感覚というのは、本当にすげえなと思いましたし、これがブンデスだなと感じた」と語った。

シュスター監督は「違いを生み出せる」

同媒体によると、シュスター監督は山本について「プレーすることへの意欲が強く、ラストパスや自らゴールを狙うプレーなど、攻撃面で違いを生み出せる能力がある。現在より一つ前のポジションでの起用も考えられる」と話したという。バイエルン戦のあとに行われたドイツ杯2回戦のヴォルフスブルク戦では、山本に出場機会はなかった。

フライブルクは、ブンデスリーガ第8節で日本時間10月31日23時30分(現地15時30分)から、敵地でアウクスブルクと対戦する。