「正直に言うが、一度も練習していない」…最後に蹴ったのは19歳

試合は1-1で90分を終え、PK戦をフリートウッドが5-3で制した。ローラー監督は試合後、スカイスポーツにPK戦の準備を問われ、次のように答えた(原文は英語、日本語訳は編集部)。

「正直に言うが、一度も練習していない。綿密に準備していたようなふりはしない。実際にしていないからだ」

続けて、5人目として決勝のPKを決めた19歳のセンターバックについて語っている。「最後は19歳のセンターバックが蹴った。歩き出すときは少し心配だったが、コナーは自分を信じている」。同監督は「選手たちが自分たちでやってくれた」とも話した。

試合そのものについては「国内最高のチームを相手に、上回れるなどとうぬぼれてはいない。運にも乗りながら、スペースと選択肢を消さなければならなかった。試合の大半でそれがうまくできた」と振り返った。「信じられなかった。対戦相手という意味ではクラブ史上最大の夜で、なんとかチャンピオンを倒した」とも述べている。

アルテタ監督「態度の問題なら、ここで激怒している」

アーセナルのアルテタ監督も試合後、スカイスポーツに応じた。まずフリートウッドを祝福したうえで、こう話している。

「まず、このような形で次のラウンドに進んだフリートウッドを祝福したい。我々にとっては本当に悲しい日だ。選手たちの姿勢は少しも責められない。求められることをやっていない選手は見当たらなかった。ただ、ボールを大きく持ち、チャンスもシュートも数多く作った。PK戦よりも大きな差をつけたいなら、そこで決め切らなければならない。我々は決められなかった。サッカーとはそういうものだ」

さらに「態度の問題なら、私はここで激怒しているはずだ。悲しいし、全員が悲しんでいる」と述べ、「努力や集中、勝ちたいという決意の問題ではなかったが、もっと大きな差を生む別の何かが足りなかった。我々が見せた内容なら、スコアにも表れていてよかった」と続けた。

マーソン氏「リーグカップ史上最大の番狂わせ」

アーセナルは決定機を生かせず1-1のまま終盤を迎え、マックス・ダウマンが退場した。スカイスポーツ解説のアンディ・ヒンチクリフ氏は、この退場を「本当に厳しい判定」と評している。

同局で解説した元アーセナルのポール・マーソン氏は、PK戦の5人について「あれ以上のPKは5本そろっても見られない。桁違いだった」と称賛した。「あの選手たちは、リーグカップ史上最大の番狂わせとして歴史に残る」とも話している。

ローラー監督は、次の試合について「選手たちには楽しめと伝えただけだ。土曜にはリーグ戦がある」と話した。リーグ2で降格圏の2ポイント上にいるフリートウッドは、現実の戦いにすぐ戻る。