命名権はジェネラリ 両クラブの公式保険パートナーにも
新スタジアムの命名権を得たのは、保険・資産運用大手のジェネラリ。クラブの発表は、世界のスポーツ界で最大級の命名権契約の一つと位置づけている。金額と契約期間は発表文には書かれていない。ジェネラリは命名権にとどまらず、ミランとインテル両クラブのオフィシャル・インシュアランス・パートナーも務める。
事業の主体は、両クラブのオーナーであるオークツリー(ブルックフィールドの信用投資部門)とレッドバード・キャピタル・パートナーズ。発表文は、新スタジアムを両クラブが戦力を維持し、成長の余地を広げ、国際舞台で戦う力を高めるための基盤と位置づけた。
ACミラン 26/27 ホーム 半袖
インテル 26/27 ホーム 半袖
設計はフォスター・アンド・パートナーズとマニカ
設計を担うのは、ノーマン・フォスター卿が率いるフォスター・アンド・パートナーズと、スポーツ施設設計のデビッド・マニカ氏が率いるマニカ。発表文によると、両者はロンドンのウェンブリー・スタジアム設計以来の協働にあたる。外観の核になるのは、コンクリート製のX字型の骨組みと、2つの曲線を描く屋根。発表文は、この骨組みのリズムがミラノのドゥオーモの職人技を思わせるとしている。屋根には太陽光発電と音響の最適化を組み込む。
約7万1500席 ゴール裏は最大37度の傾斜
収容は約7万1500席。2層のスタンドが、ピッチを囲む360度の一続きのすり鉢状になる。両ゴール裏のクルバ(サポーター席)は一枚岩の急斜面として設計され、傾斜は最大37度。発表文は、サポーターを試合の現場に近づけ、試合当日の熱気を最大にすることを最優先の設計原則に挙げ、音響面でも観客の声が響く設計にしたと説明している。
着工は2028年 初戦は2031-32シーズン目標
スケジュールは、今後の設計・計画段階を経て2028年に着工し、2031-32シーズンでの最初の試合開催を目標とする。いずれも必要な承認が得られることが条件とされている。この計画は、2025年に両クラブとミラノ市の間で結ばれた合意を土台にしている。
スタジアムは、約28万1000平方メートルの都市再開発計画の中心にも置かれる。周辺には公共空間や緑地、商業・レジャー施設を整備し、試合日以外も人が集まる地区にする構想だ。両クラブは現在、サン・シーロ(ジュゼッペ・メアッツァ)を共用している。発表文は、サン・シーロを特別な場所にしてきた熱気や欧州の夜の記憶、そして何よりスタジアムに魂を与えるファンとのつながりを保つと強調した。



