6日の会見で「最終調整中」

発言があったのは6日。U-21日本代表の海外遠征メンバー発表の記者会見に、大岩剛監督とともに山本氏が出席した。山本氏は、12月30日の試合はアジアカップのインターナショナルウインドウ(IW)で招集できる枠から外れたため、選手の招集が難しくなると説明。そのうえで「今JFAとしては吹田でのゲームを、A代表の活動として森保監督の下で実施する方向で最終調整中です」と述べた(サッカーキング)。

「環境が大きく変わりましたので、いくつか調整する必要がある」とも話し、選手にとっては成長のきっかけになる意義の大きい試合だとして、開催したい意向を示した。サッカーキングは、現段階ではこの試合が森保一監督のラストマッチになる予定だが、調整中であることを山本氏が強調したと伝えている。

4日のシンガポール遠征メンバー発表会見では、山本氏は12月30日の試合について「少し時間が必要かなと思っています」と開催可否を明言せず、森保監督は「IW外の試合なので、そこはなくても仕方がない」と話していた(サッカーキング)。2日後に「実施する方向」へ踏み込んだ形だ。

森保監督の任期は「アジアカップまで」

前提になるのは契約だ。JFAは7月23日、森保監督が引き続きSAMURAI BLUEの監督を務め、AFCアジアカップサウジアラビア2027の大会終了まで指揮を執ると発表した。同大会後はU-21日本代表の大岩監督がSAMURAI BLUEの監督に就任し、U-21代表監督と兼務するとしている(JFA公式)。

ところがAFCは11月3日、アジアカップを2027年12月23日から2028年1月21日に延期すると発表した。新日程はFIFAの承認待ちだ。サッカーキングによると、大会終了までの契約を結ぶ森保監督の去就は不透明になった。山本氏は4日の会見で、契約内容については「申し上げるわけにはいきません」と明言を避けている。

確定していること、していないこと

確定しているのは、JFAが10月15日に発表した12月30日(水)のキリンチャレンジカップ2026の開催だ。会場はパナソニックスタジアム吹田。発表時点でキックオフ時間と対戦国は調整中で、11月3日付のサッカーキングも同じく調整中と伝えている。

一方、この試合を実施できるか、そして森保監督のラストマッチになるのかは、現時点では見込みにとどまる。山本氏の発言も「最終調整中」で、決定したわけではない。サッカーキングによると、JFAは11月5日に2027年3月のキリンチャレンジカップ2027(3月25日に広島、30日に東京・国立競技場)の開催概要を発表し、大岩監督が3月から指揮を執ることが内定しているという。ただ、森保監督の退任時期についてのJFAの正式な発表は、本稿が参照した資料の範囲では確認できていない。