準決勝は0-1から90分+5分の同点劇、PK戦は4-1

日本は4日の準決勝で、大会2連覇中の北朝鮮と対戦した。前半は押し込まれながらも無失点で折り返したが、後半7分に先制を許した。1点を追う展開で迎えた90分+5分、日本は中央左寄りでフリーキックを得る。キッカーの加登脇が敵陣ゴール前へ長いボールを蹴り込み、混戦から相手のオウンゴールを誘って1-1に追いついた(サッカーキング、ゲキサカ)。

PK戦では、加登脇が北朝鮮の2人目のキックを止め、3人目はポストに当たった。日本は4人全員が決めて4-1で勝ち、10年ぶりの決勝進出を決めた。ゲキサカによると、4人目で勝利を決めたのは田中明日香だった。

北朝鮮は、前回大会の準々決勝と今年のAFC U17女子アジア杯決勝で、日本が敗れた相手だった。主将の四本帆夏は試合後、「なかなか越えられなかった壁を、自分たちがこうして一つずつ越えてきたことは、すごく自信になります。あと一つ、自分たちが勝って歴史を変えるんだという強い思いを持って頑張りたい」と話した(ゲキサカ)。

元巨人投手を父に持つ、178センチの高校1年生世代

加登脇は178センチの体格を生かしたセービングが持ち味で、高校1年生世代ながら年上の選手に囲まれてゴールを守っている。フットボールゾーンによると、父の卓真さん(39)は北海道の北照高校から2005年のドラフト3巡目で読売ジャイアンツに入団し、投手として2008年まで3年間プレーした。

加登脇は父から、食事や筋トレ、睡眠について助言を受けているという。メンタル面では「いつも『自分だったらできる』という自信を持って試合に入りなさい」と言われてきたと明かした。周囲が年上の選手ばかりであることについては、「サッカーはピッチに立ったら年齢は関係ないので、自分が遠慮してプレーに影響が出ないように、自分のプレーを発揮できるようにしています」と話している。

6試合で2失点、決勝の相手はアフリカ勢4チーム目

日本は今大会、ザンビア、フランス、ベネズエラと同居したグループステージを3戦全勝、9得点無失点で首位通過した。決勝トーナメントではケニアに3-1、準々決勝でガーナに1-0で勝っている(サッカーキング)。準決勝までの6試合の失点は2で、出場24チームの中で最少タイ。フットボールゾーンは、試合数を加味すれば最も失点の少ないチームだと伝えた。

決勝の相手のナイジェリアは、日本にとって今大会7試合中4試合目のアフリカ勢になる。加登脇は「日本の選手とは違って、『ここで来るんだ』というタイミングで(シュートが)来ることが多いので、ワンタッチのタイミングでいつでも対応できるように準備することは意識しています」と、これまでの対戦で得た感触を語った。

2014年の優勝以来、12年ぶりの頂点へ

日本が頂点に立った2014年大会には、現在なでしこジャパンの主力としてプレーするMF長谷川唯らが出場していた。加登脇は決勝に向けて、「みんなが苦しい時やきつい時に後ろから鼓舞して、最後まで諦めずに全員がプレーできるように声を出し続けることだったり、シュートが飛んできたときには自分も体を張ってプレーしたりして、最後にみんなが笑顔で優勝できるようにプレーしていきたい」と決意を述べた。