延期なら森保監督の任期は「何も決まっていない」

森保監督はアジアカップまで指揮を執る予定だ。ゲキサカによると、JFAの宮本恒靖会長は7月24日の会見で、理事会を経て、来年のアジアカップまでは森保監督、それ以降は大岩剛氏が日本代表の指揮を執ることに決まったと説明していた。

大会が延期された場合の任期について、山本氏は「現段階では仮定の話になる。いまのところは何も決まっていない」と述べ、技術委員会では「議論はしておりません」と強調した。現状は「現行の契約の中で進めている」という。

デイリースポーツによると、大会が延期され、森保監督が来年3月以降も指揮を執る方向になった場合は、JFAの理事会での新たな承認の手続きが必要になる。

「開催される前提で、隙なく」準備を続ける

山本氏は準備の方針について「開催されないことを考えるより、開催されるという前提で、隙なく、しっかりと準備していくことが大事なこと」と述べた。日本代表の大会参加そのものは、技術委員会では議論していないという(フットボールチャンネルによる)。

アジアカップは来年1月7日にサウジアラビアで開幕する予定だ。開催の可否は、11月中旬にバンコクで開かれるAFC(アジアサッカー連盟)の理事会で決まる見通しだ。

「1カ月を切った中で方向性が見えてこないと…」

中日スポーツによると、JFAは練習場や宿舎などの現地視察をすでに2回実施した一方、今秋に予定していた3回目は保留のままだ。山本氏は「いまはまだ大丈夫だが、(大会開幕まで)1カ月を切った中で方向性が見えてこないと難しい準備になる。準備ということでは、そこがタイムリミットかなと思う」と話した。

フットボールチャンネルによると、山本氏は12月に入ると選手のコンディションや準備の面で逆算が必要になるとして、その前の決定を望んだ。AFCが予定どおりの開催を決めた場合でも、外務省の渡航危険情報などを踏まえ、日本代表を派遣するかどうかはJFAが最終判断するという。

なぜ開催が危ぶまれているのか

サウジアラビアでは10月10日、首都リヤドのキング・ハーリド国際空港がイエメンの武装組織フーシ派の攻撃を受け、民間人に死傷者が出た。フットボールチャンネルが、サウジ紙『Okaz』の報道として伝えている。AFCのサルマン会長は「必要であれば、アジアカップを2028年に1年間延期することもできる」とし、判断は「11月末まで待つことができる」と話したと、サウジ紙『Sada』の報道として同じくフットボールチャンネルが10月16日に伝えた。延期はあくまで可能性の段階で、正式な決定ではない。